「上位プランにしたけど、結局そこまでの機能使ってないかも…」
「休業中はスマレジの料金ってどうなるの?」
「月途中で変更すると損しそうで、なかなか踏み切れない…」
こんなふうに、スマレジのプラン選びや変更で迷っていませんか?
事業フェーズが変わると、必要な機能やコスト感も変わってきますよね。だからこそ、スマレジのプラン変更ルールやタイミングを正しく理解しておくことが大切です。
この記事では、スマレジのプラン変更について「公式情報」をもとにわかりやすく整理。費用の仕組みや注意点、リアルな体験談まで網羅しています。
「スタンダードで残す?」「今すぐ変える?」——そんな判断にも役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
スマレジのプランはいつでも変更できる?
スマレジは、導入後でも「プランアップ(上位プランへ)」や「プランダウン(下位プランへ)」がいつでも可能です。
手続きもオンラインで完結でき、店舗の運営状況にあわせて柔軟に見直せるのが大きな魅力です。
ただし、変更のタイミングや費用発生のルールには注意点もあります。
ここでは、基本ルールを3つに分けて解説します。
プランアップ・ダウンの基本ルール
変更内容 | 反映タイミング | 日割り計算 | 備考 |
---|---|---|---|
プランアップ | 即時反映 | 適用あり | 変更日から差額を日割りで請求 |
プランダウン | 月末まで現プラン適用 | 日割りなし | 解約やダウンは翌月から適用。変更月は満額発生 |
同月内に再アップ | 即時反映 | 再計算あり | 差額を再度日割りで計算される |
※変更はスマレジ管理画面から24時間いつでも申請可能です。
解約・変更は月末締め/プランアップは即時反映
- プランアップ(例:スタンダード→プレミアム)は、その場で新しい機能が利用可能になり、差額分だけ日割りで請求されます。
- プランダウン(例:プレミアム→スタンダード)は、申請しても月末までは上位プランのまま。料金も1ヶ月分かかるため、タイミングには注意が必要です。
- 解約やプラン変更を月末で完了させたい場合は、「最終営業日の前日」までに申請する必要があります。
無料トライアル中の変更はどうなる?
スマレジのアカウント作成後、30日間は無料トライアル期間です。
この期間内に上位プランへ切り替えても、トライアル終了後から初めて課金が始まります。
- 例:1月1日アカウント作成 → 1月25日にプレミアムプランへ変更 → 実際の課金は1月31日以降、残日数で日割り請求
つまり、早めにプラン変更しても損しない仕組みです。
スマレジのプラン変更にかかる料金と日割りルール
スマレジのプラン変更は、プランアップ(上位プランへ)とプランダウン(下位プランへ)で料金の扱いが異なります。
「いつ変更すれば損しないのか?」「月途中の変更は割高になるのか?」など、気になるポイントを以下で整理していきます。
プランアップは日割り適用、ダウングレードは月末まで満額
変更内容 | 料金の扱い | 請求の仕組み |
---|---|---|
プランアップ(月途中) | 日割りで差額請求 | 旧プラン+(新プラン−旧プラン)×残日数/月日数 |
プランダウン(月途中) | 月末まで満額請求 | 当月いっぱいは元のプランが適用される |
無料トライアル中にプランアップ | トライアル終了後に日割り課金 | トライアル中は無料。終了日から残日数分を請求 |
同月内に再アップ or 戻す | 最終状態のプランに基づく | 差額が日割りで再調整される |
※プランダウンは日割りされず、変更月はまるまる1ヶ月分が請求されます。
月途中に複数回変更した場合の計算例
スマレジでは、同月内に2回以上のプラン変更も可能です。
日割り料金は変更日ごとに再計算されるため、無駄なく使えます。
例:1月に3回変更した場合の料金計算
日付 | プラン | 月額 | 差額計算 | 合計 |
---|---|---|---|---|
1月1日〜9日 | プレミアムプラン | 5,500円 | – | 5,500円(日割り不要) |
1月10日〜24日 | プレミアムプラスプラン | 8,800円 | (8,800−5,500)÷31×15日=1,612円 | 追加:1,612円 |
1月25日〜31日 | フードビジネスプラン | 12,100円 | (12,100−8,800)÷31×7日=741円 | 追加:741円 |
→ この場合、合計請求額は 5,500円+1,612円+741円=7,853円(税込)
同月中であれば、プランアップとダウンを繰り返しても過剰請求にはなりません。
プラン変更でよくある失敗と注意点
スマレジのプラン変更は柔軟にできる反面、「知らずにやってしまった…」という失敗も少なくありません。
特にダウングレード(下位プランへの変更)やスタンダード(無料)プランへの移行には注意が必要です。
以下では、導入後によくあるミスとその対処法を解説します。
ダウングレードで消える機能・使えなくなる機能
上位プランの機能に依存していた場合、ダウングレードで思わぬ機能制限を受けることがあります。
機能 | プレミアム | プレミアムプラス | フードビジネス | スタンダード(無料) |
---|---|---|---|---|
顧客管理・ポイント機能 | ○ | ◎ | ◎ | × |
在庫管理 | × | ○ | ◎ | × |
複数店舗の本部管理 | × | × | ○ | × |
電話・チャットサポート | ○(一部) | ◎(専任あり) | ◎ | ×(メールのみ) |
→ スタンダードに戻すと、上位プランの機能・設定がすべて非表示になり、再度プランアップしないと使えなくなります実際どう?スマレジのプランを変更して見え…。
スタンダードに戻した瞬間にログイン不可になる
無料のスタンダードプランに戻した場合、申請したその瞬間にアカウントへのログインができなくなり、データも消去されます。
- ダウングレードは「月末まで元プラン継続」ですが、スタンダードは即時反映なので注意が必要です。
- 他社サービスへ移行する場合は、先にCSVなどでデータをバックアップしておくことが必須です。
店舗ごとのプラン変更はできない
スマレジは「契約ID単位」でプランが適用されるため、1店舗だけ上位プランにすることはできません。
- 例えば、店舗Aはフードビジネス、店舗Bはプレミアム…といった使い方は不可。
- すべての店舗が同じプランになります。
- 店舗ごとに異なるプランを使いたい場合は、スマレジのアカウントを分ける必要あり。ただし、顧客や商品情報が共有できなくなります。
おすすめの変更タイミングはいつ?
スマレジのプラン変更はいつでも可能ですが、タイミング次第で損得が大きく変わります。
とくに、プランアップとダウンでは料金の発生ルールが異なるため、「何日に変更するか」が大切です。
ここでは、費用を抑えながら最大限の機能を活用するためのタイミングを具体的に紹介します。
月初のプランアップが損しにくい理由
スマレジでは、プランアップ時は日割り料金が適用されます。
とはいえ、月初(1日〜5日頃)にアップグレードすると、月末までほぼ1ヶ月分請求されるため、「結果的に満額払うのと変わらない」ケースも多いです。
そこでおすすめなのが、
- 使いたい機能が明確に決まっているなら、すぐにアップグレードしてOK
- 試してから決めたい場合は、中旬以降の変更がおすすめ(費用を抑えられる)
一時的な変更なら、同月中の戻しがカギ
「繁忙期だけ上位プランにして、落ち着いたら戻したい」
「在庫棚卸の月だけプレミアムプラスにしたい」
このような場合は、同月中にプランダウンすることで、翌月は下位プランの料金で再スタートできます。
ただし注意点として、
- プランダウンは月末まで上位プランが適用される=当月は満額
- なので、「一時的に上げてすぐ戻す」は意味がなく、使う期間がある程度ある月に実施するのが◎です
実際どうだった?プラン変更の体験談まとめ
「理屈はわかったけど、実際にどう使われてるの?」
そんな疑問に応えるために、個人店オーナーたちのリアルなプラン変更事例を紹介します。
それぞれの業態やフェーズに応じて、どんな理由でどのように変更されたのかを見ていきましょう。
開業前:スタンダード → プレミアムへ
カフェのプレオープン段階では無料のスタンダードで試運用していたが、本格オープンに合わせてプレミアムにアップグレード。
- 理由:在庫管理と売上分析機能をフルに使いたい
- 結果:開業初月から業務フローを整えられ、顧客対応もスムーズに
→ プレミアムは小規模店舗のスタートアップに人気の選択肢です。
店舗拡大:プレミアム → プレミアムプラス
2店舗目をオープンした雑貨店では、店舗ごとの在庫・顧客管理が必要になり、プレミアムでは不十分に。
- 理由:複数店舗の統合管理やランク制度導入を検討
- 結果:プレミアムプラスに変更し、LINE連携や分析機能も強化
→ 「今のやり方が限界」と感じたら、上位プランが活路になるケースも多いです。
コスト見直し:プレミアムプラス → プレミアム
仕入れ方法を見直した飲食店では、在庫管理が不要になったため、機能を絞ってプレミアムにダウングレード。
- 理由:毎月3,300円のコスト削減
- 結果:使っていない機能を切ることで経費効率を改善
→ プラン変更は「追加」だけでなく「削減」の手段としても有効です。
再出発:プレミアム → スタンダードへ
一時的な休業を決めた美容サロンでは、有料プランを解約し、無料プランでアカウントだけ残す対応を選択。
- 理由:再開の予定があるため、データを残したい
- 結果:最低限の費用で管理を継続し、必要なときにすぐ再開できた
→ スマレジの「スタンダードプラン」は、実は「解約前の保険」としても使えます。
プラン変更の手順|管理画面からかんたん申請
スマレジのプラン変更は、スマレジの管理画面(マイページ)から数ステップで完了します。
ここでは、基本的な変更操作の流れをわかりやすく解説します。
スマレジ管理画面からの操作手順(全ユーザー共通)
手順 | 操作内容 |
---|---|
① | スマレジにログインし、右上のメニュー「≡」をクリック |
② | 「マイページへ」→左側メニューの「サービス」を選択 |
③ | 右上の「契約内容を変更」をクリック |
④ | 「プラン」と「利用店舗数」を選択し、オプションを設定(※必要に応じて) |
⑤ | 画面右に表示される「次へ」をクリックして確認画面へ |
⑥ | 初月料金・変更後料金を確認し、クレジットカード情報を入力 |
⑦ | 利用規約に同意し、「申込を確定する」で完了 |
変更完了後は、即時で新プランの機能が利用可能になります(プランアップの場合)。
【補足】休止機能を使う場合の追加ステップ
- 休止は複数店舗利用中のみ利用可
- 休止対象の店舗に登録されている端末情報を削除する必要あり
- 契約変更時に「店舗数を1店舗減らす」と設定して申請
→ 休止処理を忘れると、料金がそのまま発生し続けるので注意が必要です。
解約・休止する場合の選択肢も知っておこう
「お店を一時的に閉める予定がある」
「他社POSに乗り換えるか迷っている」
そんなとき、スマレジには「解約」「休止」「無料プラン継続」といった3つの選択肢があります。
ここでは、それぞれの違いや注意点を整理します。
無料プランと「休止機能」の違い
対応内容 | スタンダードプラン(無料) | 休止機能 | 解約 |
---|---|---|---|
月額料金 | 0円 | 対象店舗分は0円(1店舗は有料) | 0円 |
データの保持 | 1店舗分のみ保持 | すべての店舗のデータを保持可能 | 削除される |
利用再開時の手間 | ログイン可/再契約不要 | すぐ再開できる | 新規契約が必要 |
利用可能機能 | レジ・売上分析のみ | 契約時と同じ(再開時) | 利用不可(完全終了) |
備考 | 他社移行前の一時保存に◎ | 複数店舗運営者におすすめ | 再契約でもデータは戻らない |
→ 1店舗のみの方はスタンダードに移行、複数店舗で一時休業したい方は休止機能が向いています。
データ保持できる?どこまで残せる?
- スタンダードプラン:1店舗分のみデータ保持(選択式)
- 休止機能:対象店舗すべての情報(商品・売上・顧客・スタッフ)を保持可能
- 解約:CSVでのエクスポートは可能だが、申請後すぐにログイン不可&完全削除
→ 再開予定があるなら、アカウントを残すほうが圧倒的に安心です。
IT補助金を活用して上位プランをお得に使う方法
スマレジは、経済産業省の「IT導入補助金」対象サービスに認定されています。
これを活用すれば、プレミアムプラスやフードビジネスなどの上位プラン+周辺機器を、実質負担を抑えて導入することが可能です。
対象になる主な補助制度
補助制度名 | 補助率 | 上限額 | 主な用途例 |
---|---|---|---|
IT導入補助金(インボイス枠) | 最大80% | 50万円〜350万円程度 | スマレジ+周辺機器+設定支援費などに利用可 |
小規模事業者持続化補助金 | 2/3まで | 最大100万円 | POS導入・Web制作・広告費などに活用可 |
自治体独自の支援金 | 地域により異なる | 地元の商工会で確認 | IT機器やシステム導入を広くサポート |
→ とくにスマレジは「インボイス制度対応POS」として注目されており、補助金との相性が非常に良いです。
補助金を使ってどれだけ安くなる?
導入例:プレミアムプラス+周辺機器一式(合計46万円)
- 補助金適用後:
→ 最大35万円の補助を受けられ、自己負担は実質11万円 - 導入から活用まで、スマレジ側が「IT導入支援事業者」としてサポートしてくれるので安心
補助金申請のざっくり流れ
- gBizIDを取得(補助金ポータル用アカウント)
- スマレジの支援事業者に相談・見積もり依頼
- 補助金の申請(公募期間中)
- 採択後にスマレジ契約・導入
- 実績報告を提出し、補助金交付
→ 審査制なので、早めの準備と相談がカギです。

まとめ:スマレジのプラン変更は柔軟&コスパ次第!
スマレジは、月単位で自由にプラン変更できる柔軟性が魅力です。
アップグレードもダウングレードも自分のペースででき、必要なときに必要な機能を使える設計になっています。
ただし、「いつ変更するか」「どこまで機能が使えなくなるか」を把握しておかないと、想定外の料金が発生したり、業務に支障をきたすことも。
最後に、あなたの状況に応じたおすすめプラン変更パターンを整理しておきます。
状況・ニーズ | おすすめの変更内容 |
---|---|
これから本格オープン・開業準備中 | スタンダード → プレミアム(試運転→実運用) |
多店舗展開や在庫・顧客管理を強化したい | プレミアム → プレミアムプラス or フードビジネス |
繁忙期のみ機能を追加で使いたい | 必要な月だけ一時的にプランアップ(同月内戻しも可) |
コストを見直したい・機能を絞りたい | プレミアムプラス → プレミアム or スタンダード |
一時休業・業態転換を予定している | スタンダードプランへ変更 or 店舗休止設定 |
補助金を使って高機能にしたい | プレミアムプラス以上+IT補助金の活用 |
あなたのビジネスにちょうどいいプランを、必要な時だけ使う。
それがスマレジを最大限に活用するための考え方です。
「プランに迷った…」「一時的にコストを下げたい」そんなときは、ぜひこの記事を何度でも見返してください。
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